HIVEブログで投稿やコメントをしようとすると、次のようなエラーが出てしまうことがあります。
Transaction broadcast error:Error while broadcasting the transaction
初期によくあるこのエラーは、Resource Credits(リソースクレジット)の不足によるものである場合がほとんどです。
HIVEチェーン上での活動にはRCが必要
Resource Credits(RC)とは、HIVEチェーン上で活動するために必要なエネルギーのようなものです。HIVE POWER(HP)の保有量に応じて各アカウントに付与されますが、作成したばかりのアカウントはHPを持ちません(自分でHIVEを入金してPOWER UPしない限り)。そのためRCもほとんどなく、プロフィールの設定や記事の投稿、修正などをしている内に、すぐにRCを使い果たしてしまうことになります。
RCが枯渇すると、下記の画像のようなエラーが表示されます。
RCの残量は以下で確認できます(@以下にご自身のアカウント名を入れてください)。
https://hiveblocks.com/@
RCは時間の経過とともに回復しますが、枯渇してしまうと次の活動ができるようになるまで長時間待たなければならないので不便です。
HIVEブログは、他のユーザーからのupvoteにより報酬が発生する場所です。報酬を得るためには他者との交流はほぼ必須となるため、コメントや返信、upvoteができない状況は極力避けた方が良いでしょう。
RCを補充する方法
HIVEを買ってPOWER UPする
RCを持つのに一番簡単な方法は、HIVEを購入してHPにする(=POWER UPする)ことです。ただし一旦HIVEをPOWER UPしてしまうと、再び全額が動かせる状態になるまで3ヶ月以上の時間が掛ってしまうため、初めて投稿する方にとっては少しハードルが高いかもしれません。
そこで、RCを誰かにdelegateしてもらうことをお勧めします。
他のユーザーにdelegate(委任)してもらう
HIVEチェーンにはdelegateという機能があり、他のユーザーからHPやRCを委任してもらうことができます。
Splinterlandsのプレイヤーの方は、カードのレンタルやdelegateをイメージしていただくと分かりやすいと思います。借りたカードはゲームプレイに使用できますが、所有権は持ち主にあるため、借りた側がそれを売ったりburnしたりすることはできません。
HP・RCのdelegateも同様で、他のユーザーから借りたHPやRCを自分のものとして使用することができますが、delegateされているHP・RCを処分したり、又貸ししたりすることはできないしくみになっています。本来リスクを負いがちな「貸す側」にとって、非常に安心できるしくみといえます。
既にHIVE上に知り合いがいて、その人が充分なHPを持っている場合は、まずはdelegateをお願いしてみるのも手です。貸してくれそうな人がいない場合は、RCがなくて困っている旨を投稿に書いておけば、HIVE上の親切な誰かがdelegateしてくれるかもしれません(日本語で呼びかける場合は投稿のタグに#japanese を含めてください)。或いはgo-kyoのTwitter か HIVEブログのアカウント 宛にご連絡いただいても大丈夫です。
HP delegate と RC delegateの違い
delegateはPeakDを利用して行うことができますが(delegaeteの操作は貸す側が行います)、その際HPをdelegaeteするか、RCのみdelegateするかを選択することができます。
この2つの違いについて簡単に説明します。
HP delegate
HPをdelegateされると、そのHPの量に応じたVotiong Power(upvoteしたときに報酬を発生させる力)とRC(HIVEチェーン上で活動するための力)の両方が、delegateされた側のアカウントに付与されます。delegateされるHPの量にもよりますが、upvoteによって投稿やコメントに報酬を発生させ、Curation Rewardsを獲得できる可能性があります。
RC delegate
RCのみdelegateされた場合は、活動するためのエネルギーのみ付与されることになります。この場合Votiong Powerは付与されないため、投稿にupvoteしても報酬は発生しません。
どちらにすべきか
とはいえ、現在はかなり多くのHPをdelegateしてもらわない限り報酬は発生しないため、投稿やコメントをしたいという目的であればRCのみのdelegateで良いと思います。
多くのHPを持っているアカウントは、日々の投稿やコメント、upvoteでもRCを消費しきれず余らせていることが多いので、喜んでdelegateしてくれると思います。
RCの返却に手続きは必要か
借りたRCはいつ、どのようにして返せばよいのか?と心配になる方もいるかもしれません。
RCのdelegate(委任)/undelegate(委任解除)を操作できるのは、委任する側のみです。よって借りる側は、返却の心配をする必要はありません。もしundelegateして欲しい場合は、委任してくれた人にコメント等で伝えましょう。
(※RCのdelegate、undelegateの手順は次の記事で解説します。)
おわりに
HIVEブログは無課金でも参入できますが、初期状態ではRCがないため活動がかなり制限されてしまい、非常に不便です。delegate機能を活用して、他のユーザーからRCを委任してもらいましょう。投稿を続けているうちに徐々にHPが増えていき、自身のRCのみで充分活動できるようになるはずです。
このような助け合いが日常的に行われている点も、HIVEチェーンの良いところだと思います。
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