この記事では、 HIVEのMaster Passwordと4つのキーについて説明します。 HIVEアカウントを作成すると、 Master Password に加え4種類のキーが生成されます。一般的に「パスワード」といえば1アカウントにつき1つなのに対し、HIVEでは複数発行されるため、この仕様に戸惑う人は少なくないと思います。 HIVE Keychainにキーをインポートしておけば、アクションに応じて必要なキーを切り替えてくれます。そのため、普段各キーの違いを意識することはあまりないかもしれません。 しかしどのキーが何の権限を持ち、いつどのように使われているかを知ることは重要だと思います。自分自身の情報の整理も兼ねて、各種キーの役割についてまとめてみたいと思います。 Master Password と4つのキー パスワードは使用頻度が高くなるほど、それに伴って流出の危険性も高まります。そのためHIVEは階層的なキーシステムを採用し、用途に応じてキーを使い分けるしくみになっています。 HIVE Keychainを使用している場合、 この「使い分け」は Keychainがしてくれます(Master Password、 Owner Keyは除く) 。 Master Password(マスターパスワード) Master Password は、他の全てのキーを確認するために使います。 4つのキーのうちのひとつ、或いは全てが分からなくなってしまった場合、 Master Password を使えば4つのキー全てを確認することができます。 ただし キーを確認できるだけでなく、全てのキーの代わりとしての機能も持ち、さらに( Master Password を変更することで)他のすべてのキーを変更する権限も持つ、非常に強力なパスワードです。 Master Password が流出した場合、アカウントの全てを奪われる可能性があります。 流出を防ぐためには、他のキーが分からなくなってしまった場合や Master Password を変更する場合、その他特殊な手続きを除いては、絶対に使わないことです。 ecencyなどM aster Password でログイン可能なサービスもありますが、HIVE Keychainを利用して必要に応じてキーを切り替えるのが今のところ最も安全な方法だと思います
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